早稲田大学混声合唱団:団員さんの声 その1


 ※早稲田大学混声合唱団関係者の皆様へ



 今回のインタビューでは、
早稲田大学混声合唱団の練習システムについて
現役の団員さんに詳しいお話を聞いています。

 過去からの団員さんが、
試行錯誤を繰り返し造り上げた練習システムを
こういったウェブという場で広く公開することに
不快な気持ちを抱かれる方もいらっしゃるかもしれません。

 しかし、この素晴らしい練習システムを公開することは、
きっと全国の大学合唱団のみならず、
他の学生団体、一般団体にも
技術向上への貴重なヒントを与えてくれることと思います。

 合唱界全体の発展、技術向上のために
どうかご理解してくださるよう、お願いいたします。



 昨年12月の演奏会に行って
 「こ、これは日本一上手い(かもしれない)
  大学混声合唱団かも・・・」と文吾に思わせた
 『早稲田大学混声合唱団』。

 掲示板への感想にも書いたが、技術力の高さ。
 そしてその技術が団員すべてに深く浸透していることが
強く印象に残った。

 昨年度の演奏会では
Sop.41人 Alt.36人 Ten.27人 Bas.32人(プログラム表記上)、
合計136人と、かなりの大人数であるのにもかかわらず。

 「いったいどんな練習をしてるんだ?!」


 早稲田大学混声合唱団団員:ケイコさんは
昨年度のソプラノ・パートリーダーを務めた女性。
 「早混のことが知りたいんですけど…」
という文吾の願いに快く答えてくれた。

 人の話をちゃんと聞いて深く理解し、
その上で自分の意見をしっかり言える得難い人物。
 ユーモアのセンスもあり、
取材中はかなり楽しい時間を過ごすことができた。(役得?!)

 合宿明けの次の日でお疲れだというのに
長時間付き合わせてしまい申し訳なかったです。
 心から感謝いたします、ケイコさん。


 2003 3/2 渋谷のカフェにて。

 ●早稲田大学混声合唱団年間行事

 
文吾  まず早稲田大学混声合唱団(以下、早混と略します)が
      年間にどれだけ演奏するか、ということで
      主立った行事を言って欲しいんだけど。

 
ケイコ 大きいものは3つの行事ですね。
      前期と後期に分けて・・・。
      まず前期が5月下旬の
      『東京六大学混声合唱連盟定期演奏会』で
      専任指揮者:八尋和美先生が振る個別ステージと
      客演指揮者が振る六団合同ステージの合計2ステージ。

      次に6月中旬『早稲田・同志社交歓演奏会』で
      個別ステージの、学生指揮者1ステージと
      八尋和美先生ステージの1ステージ。
      そして同志社との合同ステージの合計3ステージです。
      昨年度は東京開催だったので、
      合同ステージは八尋和美先生の指揮でした。

 文吾  前期だけで合計5ステージ?!

 ケイコ はい(笑)。
      そして後期は12月中旬の定期演奏会なんですけど
      昨年度は全3ステージで学生指揮が2ステージ、
      八尋先生の演奏曲が
      『ドイツ・レクイエム』1ステージだったんですが…。

 文吾  あー…それは2ステージ分、と数えちゃおう(笑)。
      じゃあ、定演が全4ステージで年間合計すると・・・。

 ケイコ 合計9ステージになりますね。

 文吾  それ、全部違った曲なんだよね。
      えーと、それで、早混の練習は週…。

 ケイコ 火・木・土の週3回で2時間半ずつ、です。

 文吾  こなせるワケがない(笑)。

 ケイコ そうですね(笑)。
      他にも愛唱曲を中心とした
      新入生歓迎のためのスプリングコンサートや
      早稲田祭での演奏もありますし。


                        
 (その2へ続く)


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